小江戸川越七福神について
歴史と伝統のある埼玉県川越市は、一名「江戸の母」ともいわれ、大江戸(東京)に対し「小江戸」と呼ばれております。今でも市内の随所に城下町のたたずまいを残し、文化財も多く、拝観や見学に訪れる人が年々増えております。
小江戸川越には、古くから七福神をお祀りしている寺々があります。七福神信仰は、室町時代末期より行われ、「七難即滅、七福即生」の説に基づくものといわれております。また、徳川家康公と関わりのあった天海大僧正は、天下泰平の人々の幸福を願って、七福とは清廉―恵比須天、有福―大黒天、威光―毘沙門天、愛敬―弁財天、人望―福禄寿神、寿命―寿老人、大量―布袋尊と申されました。江戸時代には、七福神めぐりとして無病息災、家内安全など諸願成就を願う人々が寺社をめぐり参詣していたものです。
小江戸川越七福神めぐりは、全行程約6Km、東武東上線・川越駅や川越市駅、JR埼京線・川越駅、西武新宿線・本川越駅を起点に徒歩でも半日、観光と健康増進も兼ね、丁度手ごろなコースです。初詣をはじめ、毎月1日のご縁日にもご家族揃ってお参りをされ、皆様のご健康と諸願成就をお祈り下さい。
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