●日蓮宗催事さまざな宗教・宗派がありますが、ここでは日蓮宗を例にとり、その一端をお話しします。 |
大荒行(だいあらぎょう)
日蓮宗の修行として有名な荒行。千葉県・大本山正中山法華経寺にて行われる壱百日間の厳しい修行について解説しましょう。 世界三大荒行の一つである日蓮宗大荒行。この厳しい修行を行うことにより、日蓮宗の御祈祷を行うことができます。日蓮宗の祈祷は行者の一心の修行により、本仏の大慈大悲の仏力が働いて、妙法の経力が活動し、法華経読誦、唱題の力は修行者の信力をいよいよ深め、ついに念力をも生ずることになるのです。
大荒行は、毎年十一月一日から翌年二月十日までの寒壱百日間、千葉県・大本山正中山法華経寺にて行われます。大荒行には全国から多勢の僧侶が集まり、寒壱百日間に及ぶ修行は大荒行の名に恥じない厳しいものです。日蓮宗の僧侶なら誰でも良いわけではなく、修法規程にのっとった僧侶のみが対象となります。修法について口伝を相承し、祈祷法の伝授を受けるため、たいへん厳しい苦修練行を行います。 荒行僧の一日は、早朝二時に起床し、朝三時、一番の水から午後十一時まで一日七回、寒水に身を清める「水行」と、「万巻の読経」「木剣相承」相伝書の「書写行」があり、朝夕二回、梅干し一個の白粥の食事の生活が続きます。
大荒行堂での生活は、まさに以下の言葉の通りです。 寒水自粥凡骨将死(カンスイビャクジュクボンコツショウシ) 冷たい水を浴び、お粥を食べ、死ぬほどの厳しい修行を通じて罪を悔い改め、心から反省するならば、生まれ変わったように尊い身となる 二月十日の成満の日は、入行時に閉ざされた瑞門が、壱百日ぶりに開かれ、全国から集まった出迎えの大勢の檀信徒が早朝より修行僧の出行を待ち受けます。続いて祖師堂で「大荒行成満会」が行われ、再び檀信徒のもとで修行の成果が実践されます。 |
御会式(おえしき) 日蓮宗行傳寺 11月12日
御会式とは、お釈迦さまの説かれた真実のみ教え『法華経』を弘めんがため、不屈の生涯を捧げられた日蓮大聖人のご苦難を偲び、偉大なるご遺説を讃え、ご恩報じの志誠を尽くす法要儀式です。 大聖人は弘安5年(西暦1282)10月13日、多くのお弟子や信者方に見守られ、61歳のご生涯を閉じられました。ご入滅の霊場として有名な大本山池上本門寺では、本年も全国各地より馳せ参じた数十万人の人手で賑わい、御会式を営んでいます。 行傳寺では、恒例により11月12日に執行され、法要に先立ち、立正大学で行学ニ道に励む日蓮宗宗立熊谷学寮生一行による「唱題行脚」が行われます。 一行は市内をお題目を唱え太鼓の音を轟かせながら行進し、 世界平和・交通安全・心の防災を主眼とした祈りを精魂込めて捧げます。
【山田道明さんプロフィール】 |
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