妙善寺は天台宗に属する元中院の末寺で道人山三心院と呼ばれ、開山の仙波中院28世尊能法印が寛永元年に、父母の追福の為この寺を建立したものです。北側の菅原神社や六塚社も、やはり尊能法印が寺領に勧請したものでした。不動明王を本尊とし、脇には阿弥陀如来、観世音菩薩、毘沙門天が安置されています。なお、境内には室町時代嘉吉元年(1441)契薫大姉逆修の年号を有する板碑供養塔、石造りの地蔵尊(元禄6年)、さつまいも地蔵尊等があります。
寛政の頃、江戸の町に焼芋屋が現れ、その焼芋用のイモとして「川越いも」は発展、有名になりました。サツマイモで有名なここ川越で「サツマイモを食べてガンを防ごう」の願いを込め、現代版芋地蔵を建立しました。毎年10月13日、「いもの日まつり(いも供養)」が行われます。どなたでも参加は自由、当日はオイモにまつわる話のほか、楽しい奉納芸能 もあります。また、健康祈願(ガン封じ)したオイモも配布されます。